クリナップ

キッチン収納の基礎を学ぶ「キッチン収納基礎講座」。第3回目は、新宿のクリナップショールーム「クリナップ・キッチンタウン・東京」の展示で収納の使い勝手を確認しながら、より具体的な収納テクニックをお伝えします。第2回目の「整理収納5つの鉄則」が、実際のキッチン収納にどのように展開されるか、ご紹介してまいります。
 

◎使いやすさの基本を確認◎
火まわり・水まわり……それぞれの場所で使うモノをその場所に

ご自分の生活動作、生活動線を意識してモノの収納場所を決めていくことで無駄な動きを少なくする「動作・動線にかなった収納」。前回の講座でもご紹介した、「使いやすさ」を高める重点ポイントです。ショールームでの実例を見てみましょう。

【火まわり/コンロキャビネット】(写真1) 
コンロキャビネットには、焼く・炒めるといった調理で使用する「フライパン」などの鍋類、さらにそういった調理で使う「サラダ油」「フライ返し」などを収納しています。使うときにサッと取り出せるので、調理時間の短縮につながります。さらに、写真のように引出しオプションパーツの「レードルポケット」を使えば、さらに出し入れがスムーズに。このようなオプションパーツの使い方なども、ショールームで実際に見て、参考にすることができます。

[1]コンロ下にはフライパンや油、フライ返しなど、加熱調理に使うモノをまとめておくのが基本です。


【調理スペース/ベースキャビネット】(写真2) 
ワークトップ下の収納には、各種調味料や乾物が入っています。ここは調理中の取り出しやすさとストック管理がポイント。みりんや醤油、ごま油などの調味料が出し入れしやすい手前と奥に分けて2本ずつ収納されていて、1本使ったら1本補充する「ストックローテーション」が取り入れられています。

[2]調理スペース下のキャビネットは調味料類や乾物を。手前のモノから使い、ストックローテーションします。


【水まわり/シンクキャビネット】(写真3)
シンク下の収納スペースには、水に関連した調理に使うモノを収納しておくと、動線が短くなり調理の効率が上がります。例えば、パスタをゆでる鍋などは、使う前に必ず水を張るので、ショールームのキッチンではシンク下に収納しています。ボウルやザルなども、この場所が適所といえます。

[3]水を張る鍋はシンク下へ。コンロ下にしまいがちですが、それだと余計な動きが増えてしまいます。


◎たとえば、こんな応用テク◎
これは便利! グルーピング技。
定位置管理もバッチリで、収納がさらに進化

【フロアコンテナにお菓子ブース】(写真4)
一緒に使うモノをまとめて収納しておく、「グルーピング収納」を活用した実例も、ショールームの展示の中で多く見られます。 お菓子づくりに必要なミキサーや焼き型、トッピングや調味料などを、フロアコンテナ(足元収納)にひとまとめにした、いわば「お菓子づくりブース」。使用頻度からいうと低いので、この位置に収めています。さらに、モノの指定席を決めておく「定位置管理」もここでは取り入れています。調理器具や製菓材料を収めるトレーに、それぞれラベリングをして定位置を決め、使ったらそこに戻せるようにしています。

[4]フロアコンテナを、趣味のお菓子づくりの道具をまとめておくスペースとしたグルーピングの一例。


【みんながわかりやすい定位置管理】(写真5)
フロアカウンターの引出しに、カップスープやコーヒー・紅茶などの飲み物類と、マグカップがグルーピングされています。飲みたいと思ったときにすぐ用意することができますし、外箱や袋から出しておけば、残量も分かりやすくなります。
定位置管理に必要な筆記具やラベル類も、キッチン周辺に収納しておけば、必要なときにすぐ使えます。「しょっちゅう使うモノ」というつながりで、輪ゴムやクリップ、水仕事で荒れた手をケアするハンドクリームも一緒にしまっています。

[5]家族みんながわかりやすい、飲み物類の定位置。定位置管理に不可欠な筆記具とラベル、輪ゴムやハンドクリームなど、しょっちゅう使うモノも一緒に。


【トレー活用の2バターン】(写真6)
収納物に合わせて、トレーを活用すると整理しやすくなります。写真6の左は「子ども幼稚園グッズ」のトレー。子どもが幼稚園に持って行く「お弁当箱」「水筒」「コップ」「ハンカチ」などがグルーピングされ、必要なときにトレーごと取り出して使えるようになっています。また、まるごと取り出す必要のないモノは、右のように細かく仕切って収納するのがベターです。

[6]トレーは用途によって、そのまま持ち出せるモノ、仕切りとして使うモノを使い分けます。


◎遊びやゆとりも、大切な要素◎
機能の追究ばかりでなく「自分だけの心地よさ」も。
ショールームがお手伝いします。

キッチン収納は、ただ料理をつくる場所としてだけではなく、自分のお気に入りの食器やこだわりの食材を飾るなど、“ホッとやすらげるコーナー”をつくることも大切です。収納量の豊富なクリナップのシステムキッチンなら、機能性を満たしたうえで、素敵なゆとりのスペースが生み出せるはずです。

例えば、ショールーム内にあるこちらのガラス扉吊戸棚(写真7)。お気に入りのコーヒー用品をディスプレイして眺めて楽しむ、“ホッとやすらげるコーナー”の一例です。こんな風にホッとできるスペースがあれば、キッチンにいる時間が、さらに楽しくなることうけあいです。

[7]こだわりのコーヒー用品など、眺めて楽しむゆとりのコーナーをつくることも大切な要素。


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全国102カ所に展開する、クリナップショールームでは、それぞれで収納展示に工夫を凝らすとともに、整理収納アドバイザーの資格を持つアドバイザーが、皆さまの収納に関するお悩みにお答えします。キッチン収納でお悩みの方は、ぜひいちど、お近くのショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか?

クリナップショールームでは、収納のお悩みにもアドバイザーがお答え。展示にも収納のヒントを盛り込んでいます。



ショールーム展示をプランニングしていただいた
整理収納アドバイザー
[写真1・2・3・4・5・7] 大熊千賀さん
[写真6] 左・岩佐弥生さん、右・大熊千賀さん