クリナップ

スッキリきれいで使いやすい! を叶えるための、整理収納5つの鉄則。最初は大変かもしれませんが、慣れたら毎日がもっと楽しく、快適になるはず。クリナップのシステムキッチンを、より便利に使いこなしていただくために役立つ収納テクニックをご紹介いたします。

ライフスタイルに合わせて
①適正量の決定

「適正量の決定」とはライフスタイルに合ったモノの量を決めることです。例えばアルミホイル。キッチンの至るところから出てきて、集めると10本もあった。なんてことはありませんか? 年に2〜3本しかアルミホイルを使いきらないというご家庭の場合は、10本の在庫は明らかに多すぎます。

このように、ご自分の生活に必要なモノの量を意識して、買いすぎない暮らしを心がけると、モノが増えていくスピードを遅くすることができます。
お箸は、一膳買ったら一膳処分! といった具合に、適正量を守るよう意識して、モノが増え続ける暮らしにピリオドを打ちましょう。


無駄なく動けて効率UP
②動作・動線にかなった収納

ご自分の生活動作、生活動線を意識してモノの収納場所を決めていくことを「動作・動線にかなった収納」といいます。

例えば、コンロで使うフライパンや揚げ物鍋などはコンロ下、シンクで使うザル/ボウル、掃除用品などはシンク下というように、“使うときの自分の動作”をイメージして収納場所を決めてみましょう。水を入れるやかんなどはシンク下の方が動線は短くなります。

このように「使う場所」を意識して収納を決めると、無駄な動きが少なくなり、「取り出しやすく戻しやすい = 使いやすい収納」にすることができます。


皆さまの「よく使うモノ」はなんですか?
③使用頻度別収納

モノを使用頻度ごとに分け、よく使うモノから収納場所を決めることを「使用頻度別収納」といいます。

収納場所を決めるときは、使用頻度の高いモノから使いやすい位置(壁面高さに対して「中→下→上」の順)に。例えば食器棚なら、毎日使うお茶碗などは一番使いやすい「中」の位置。週に数回使用するモノなら「下」に、滅多に使わないモノは「上」に収納します。

よく使うモノが使いやすい位置に収納されると、毎日の生活がとても楽になります♪


目的に必要なモノを一緒にまとめて
④グルーピング収納

ひとつの仕事をするモノをひとつのグループとみなして一緒に収納することを「グルーピング収納」といいます。

例えば、朝のコーヒータイムに必要になるモノ(コーヒーカップ・ミル・コーヒーメーカー・コーヒー豆・シュガー・ティースプーンなど)をひとつのトレイに乗せてそのまま食器棚にグルーピング収納しておくと、忙しい朝、そのトレイをさっと出すだけで、必要なモノを用意することができます。

小さな収納の工夫なのですが、とても使いやすい収納法なので、ぜひお試しください。


家族みんながすぐわかる
⑤定位置管理

モノを置く指定席を決めることを「定位置管理」といいます。使ったらそこに戻せるよう全てのモノに指定席を決めてあげるのが理想です。スッキリ快適な空間にするために定位置管理はとても重要なポイントです。使う人すべてが共通にモノの指定席を把握できるように「ラベル管理」がオススメです。

「お母さん、あれどこ?」なんて聞かれないためにも、まずはモノの指定席をしっかり決めてラベルを貼る。「使ったら元に戻す」を家族で徹底すると、探し物が劇的に減ります。また、モノを買うときに「どこに収納しよう?」と考えることも重要です。新しいモノを買う際は、指定席を確保してから買うようにしましょう。


さらに機能性を高めるテクニック!
ストックローテーション

よく使うモノをキッチン内に一定量(1アイテムふたつ以上)ストックし、ひとつ使ったらひとつ補充することを「ストックローテーション」といいます。

例えばオリーブオイル。2本ストックし、1本使ったら1本補充! のように管理することで、常に食材を切らすことなく使うことができ、使いながらその家庭の【適正量】もわかってきます。

ストックローテーションは、全体を見渡せる引出し式キッチンとの相性が抜群。どこに何があるかが一目でわかり、賞味期限の管理もしやすくなりますまた、常に一定量あるので、いざというときに保存食としても活躍してくれます。



監修:岩佐弥生(いわさ・やよい)さん

整理収納アドバイザー。法人・個人問わず整理収納セミナー講師、TV、情報誌、WEB等でも活躍中。その他キッチン収納監修、ファーストフードチェーンの収納コンサルティングをはじめ、キッチン用収納用ラベルもプロデュースしている。
〜収納ラベルショップ「happy?storage」〜
http://happystorage.theshop.jp